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墾丁国家森林遊楽エリアの大尖山は、海抜318mで、その外見は角度によって異なって見えます。鵝鑾鼻方面から望むと、大尖山は特別雄大に見え、「南部の大霸尖山(苗栗と新竹の県境にある「世紀奇峰」と呼ばれる名山)」の誉れが高く、船帆山から望むなら、剣先が天を指す石剣のように見えます。この美しい山並みは墾丁国家公園内の代表的なランドマークの一つです。 大尖山は「墾丁層」と呼ばれる泥岩層に挟まれていた外来の岩石です。墾丁層というのは不安定な沈積環境の下の地層のことで、過去に激しい地殻運動があったという証であると言えるかもしれません。大尖山の地質は、シルト質や暗灰色シルト質泥の沈積物とは全く違い、フィリピンプレートが古台湾地殻にぶつかる過程で、海洋性地殻岩石の一部を挟み込みつつ、泥質沈積物の上側へ移動してきて出来上がったものです。周囲の泥より堅い海洋性地殻岩石が、長い時間をかけて浸食され、現在のような尖った峰となったのです。 大尖山の頂上から望む景色は非常に素晴らしく、墾丁地区の緑の草原、青い海、白い砂浜、奇怪な岩石など美しい景色をすべて見下ろすことができます。長きにわたって登山愛好家達のお気に入りルートでありましたが、近年になって岩石崩落事故がたびたび発生するようになり、安全のため登山は全面禁止となっています。 登山はできなくなったものの、その姿は遠くから眺めても素敵です。 鵝鑾鼻からは剣のように、墾丁牧場からは珍獣のように、門馬羅山からは全体的に丸みを帯びて見えます。 角度によって違う表情を見せる大尖山は、墾丁を代表するランドマークです。

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墾丁大尖山